【中国のプーアール茶とは】
概要:
プーアール茶とは中国茶で分類される「黒茶」と呼ばれるお茶です。
黒茶とは「後発酵」と呼ばれる発酵方法で作られたお茶の総称です。
後発酵とは、茶葉に含まれる酵素によって発酵させるのではなく、乳酸菌や麹菌などの微生物によって発酵させることを示します。
プーアール茶は熟成により緑茶や烏龍茶には無い個性的な風味を持っています。
その個性を魅力的に感じる方もいれば、そうでない方もおり、好みのわかれやすいお茶と言えます。
また、後発酵により奥深い味わいとなったお茶は、脂っこい食事によく合うと言われ、多くの方に愉しまれています。
歴史:
プーアール茶の歴史はかなり古く2000年以上あると言われています。
「プーアール」の名前の由来は雲南省南部のプーアール県で採れたお茶ということから「プーアール茶」の名前で呼ばれるようになったと言われています。
しかし、その後すぐに「プーアール県」での茶栽培は衰退し、代わりにプーアール茶の集積地・市場として有名になりました。
【プーアール生活とは】
★重要ポイント
1.静岡県産、有機栽培茶葉使用!
2.黒麹菌のみによる後発酵!
3.まろやかで飲みやすい!
4.ティーバッグでカンタンに淹れられる!
「プーアール生活」とは、静岡県内のJAS認証を受けた圃場で有機栽培された日本茶の茶葉を、
中国のプーアール茶と同様に微生物をつけ、発酵させたお茶になります。
発酵に使用した微生物は「黒麹菌」。
黒麹菌は胞子の色が黒褐色をしている麹菌の総称で、泡盛のようなお酒の製造で用いられます。
最大の特色はクエン酸をよく作ることで、これがもろみの雑菌の増殖を抑えるため温暖の地の酒つくりに適していると考えられます。
また酒造以外の利用として、クエン酸の製造、調味食品・酵素・医薬品の製造などに用いられます。
製造の特徴:
黒麹菌がよく動くように、原料となる茶葉に均一に水を加え、混ぜ合わせます。
水分を含むとその他の菌も発生しやすくなるので、高温の蒸気によって一度、殺菌を行います。
殺菌を終えた茶葉に、黒麹菌を散布し、混ぜ合わせます。
温度の管理をしながら、発酵が進むのを待ちます。
発酵を終えた茶葉の黒麹菌を失活させるため、再び殺菌し、乾燥させることで完成します。
丁寧な製法により、黒麹菌以外の菌は発酵しないため、元来のプーアール茶とはまた違った風味を持っていて、
多くのお客様から「クセがあまりなくて飲みやすい!」と好評をいただいております。