有機栽培茶とは
まず第一に、有機栽培(有機農業)とは、「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと、並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」と定義されています。
なお、国際的な委員会(コーデックス委員会※)が作成した「ガイドライン」において規定した「生産の原則」では、「有機農業は、生物の多様性、生物的循環及び土壌の生物活性等、農業生態系の健全性を促進し強化する全体的な生産管理システムである」と示されています。
つまり、身体によいかどうか基準ではなく、地球環境にとってよいと考えられる農業を示しています。
有機栽培によくあるご質問
よくあるご質問に、「有機栽培茶は無農薬ですか」というお問い合わせがございますが、必ずしも無農薬とは限りません。
化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと、並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本としていますが、
限られた条件において、定められた農薬の使用を認められています。
また現在、農産物に全く農薬を含まないことを示す厳格な基準やそれを認定する機関がないため、無農薬を保証することはできません。
※慣行栽培における農薬の使用基準についても人が生涯にわたって毎日摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される量または短期間(24時間またはそれ未満)に多くの量を摂取しても健康に悪影響が出ないと推定される量に設定されています。